鶴川の家

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鶴川の家

  • 竣工年  :2004年
    設計   :flathouse+atelier so-so
    施工   :(有)造建築
    所在地  :神奈川県
    敷地面積 :263.16m2
    建築面積 :64.62m2
    延床面積 :90.59m2
    鉄筋コンクリート造

    都心から電車で30分ぐらいの郊外に計画された住宅である。しかしながら、この住宅の敷地は建物が建てられる場所が道路から30mほどの坂を登ってようやくたどり着けるという非常に特殊なケースであった。前面道路の段階でもかなり標高は高いので、建物が建つ場所は文字通り「お山のてっぺん」のようなところであった。計画初期段階から、この条件の土地にどうやって資材を搬入するか、また、安定地盤を考慮すると構造的に建てられる範囲が非常に小さくなるという問題もあり難航を極めた。結果的に小さな安定地盤に対して1階を小さな面積で計画し、2階以上を樽型に膨らませ面積を大きくすることで、居住空間を確保し、かつ構造的にも安定した形状となるようにした。基本的には木造であるが、構造的に最小限必要な場所のみ鉄筋コンクリート造にして、建物全体の重量をなるべく大きくしないように注意しながら、杭等の地盤改良を必要としない計画を実現している。樽型の形状の中心部に木で製作された軽やかな螺旋階段が配置され、また、その一部に空気を循環させるアローファンも設置した。このファンは夏の暑いときは下階の涼しい空気を上階に送り、冬の寒いときには上階の暖かい空気を下階に送ることができる。都心からそれほど離れていない場所にも関わらず、春はウグイスの鳴き声が響き渡り、夏には狸に会うこともあるという。まだまだ建物の周りには豊かな緑があり、椎茸を栽培したり、散策路を作ったりとクライアントさんはこの場所ならではの生活を満喫されているようである。

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